睡眠時無呼吸症候群

<睡眠時無呼吸症候群の検査について>

睡眠時無呼吸症候群の検査

検査方針については全国的に決まっています。

①いびき・無呼吸などを訴えて来院された患者様に問診・診察

②ご自宅に検査器械を持って帰っていただき睡眠時に検査を行ってもらいます。

③その検査結果しだいで治療を開始するか、もしくは更なる精密検査を入院(1泊)して行います。

当院では入院検査は出来ないため、入院検査ができる病院に検査をお願いしています。

<睡眠時無呼吸症候群の治療について>

睡眠時無呼吸症候群の治療

【大人の場合】

CPAP治療(機械による治療)、ダイエット、マウスピース、手術治療(耳鼻咽喉科領域、口腔外科領域)、側臥位支援枕などがあります。

CPAP治療が確実といわれていますが、生涯CPAPでの治療を継続しないといけないと言われてしまうと精神的に落胆してしまうこともあります。

可能であれば、いびきの治療も含め患者様の希望を考慮した治療を検討することも大事なことであると考えます。

CPAP治療に満足している方は問題ないと思いますが、そうでない場合は残りの治療を組み合わせて、生存率に影響しないところまで無呼吸を軽減する治療方法も検討する必要があると考えます。

睡眠時無呼吸症候群の重症な方は、心疾患、脳卒中の合併率が正常な方より高くなるため細心の注意が必要となると考えます。

子どもの扁桃腺所見

【お子様の場合】

大人と異なり、お子様の場合は日中の眠気だけではなく、

①ねぞうが悪い、寝起きが悪い

②日中の落ち着きがない

③すぐ怒ったりする、気分にムラがある

④おねしょをする   などの症状を認めることがあります。

お子さんの睡眠時無呼吸症候群をそのまま放置しておくと、将来の学業成績に影響をおよぼしたり、身体の発育に影響が出ることがあります。(低身長、肥満などさまざま)

お子様は小学校に入学する前に治療することが望まれます。

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